今年1月にアラビア海の入口で、韓国のケミカルタンカーを乗っ取ったソマリア海賊5人のうち一般裁判を選んだ1人に対し、懲役15年の判決が言い渡されました。
韓国のケミカルタンカー「三湖(サムホ)ジュエリー」を乗っ取り、海上強盗と殺人未遂容疑で身柄を拘束されたソマリア海賊5人のうち、調理師の役をしていた一人に対する裁判が1日行われ、懲役15年の判決が言い渡されました。
この海賊は国民参加裁判を拒否したため、一般裁判が行われ、釜山(プサン)地方裁判所は判決で、「ソク・ヘギュン船長を殺害しようとした疑惑を除く7つの起訴事実について全て有罪が認められる。警戒の番に当たったことも認められるうえ、役割分担による海賊団の犯罪が成立するため、料理も重要な役割をしたとみることができる」と明らかにしました。
裁判所はまた、「被告が自分の行為を反省しておらず、厳罰に処すしかなかった」として重刑を宣告した理由を説明しました。
判決を受けて、海賊は弁護士を通じて控訴する考えを明らかにしました。