東日本大震災の影響で日本への観光客が減っている中、夏の休暇シーズンを迎えて、地方の空港から中国やフィリピンなどの海外の観光地に向かう不定期便の運航が増える見通しです。
国土海洋部によりますと、6月から8月の間に地方空港から海外の観光地に向かう不定期便は合わせて194便に上るということです。
目的地は中国が123便で最も多く、東南アジア42便、グアム、マカオ、台湾が合わせて29便となっています。
空港別に見ますと、済州空港から出発する便が最も多く61便、金海空港が54便、清州空港40便、大邱空港19便などです。
国土海洋部の関係者は、不定期便の多くは中国や東南アジアの都市を結ぶ便で、日本の大地震の影響で日本への観光客は減っているのに対して、中国や東南アジアへの観光客の需要が増えているためと説明しています。