大学の授業料の引き下げを求める大学生と市民による集会は、10日、13日目を迎え、夜に大規模なキャンドル集会が行われましたが、警察との衝突はありませんでした。
ソウルの清渓(チョンゲ)広場で開かれた集会には、大学生、父母、一般市民、野党の関係者も加わり、主催者側の推定で5万人、警察の集計で5000人の規模となりました。
大学生らは、大学授業料は物価上昇率を超えて家計にも大きな負担となっているとして、李明博(イ・ミョンバク)大統領が2007年暮れの大統領選挙の際に掲げた「授業料を半額にする政策」の早期実現を求めました。
キャンドル集会は夜11時前に終了し、参加者は続いて街頭行進を行いました。
警察との大きな衝突はありませんでしたが、集会の途中に青瓦台周辺に移動して抗議行動をした大学生72人が警察に拘束されました。
キャンドル集会を行っている韓国大学生連合は、11日も集会を行うとともに、今後は毎週金曜日にキャンドル集会を開くことにしています。