社会
全身まひのシン・ヒョンジンさん 研究所で勤務開始
Write: 2011-06-11 13:11:16 / Update: 2011-06-11 13:11:16
「車椅子の物理学者」として有名なイギリスのスティーブン・ホーキングさんのように、全身まひの障害を乗り越えて大学を卒業した男性、シン・ヒョンジンさん(28)が、10日から母校の延世(ヨンセ)大学の研究所での勤務を始めました。
シン・ヒョンジンさんは生後7か月から全身の筋肉が衰えて使えなくなる、せきずい性筋い縮症にかかり、目と口以外の筋肉を動かすことができなくなりました。
しかし2002年にはソウルの延世大学に入学し、目の動きを読み取ってパソコンを動かすマウスで勉学に励んで今年2月にはコンピューター学科を卒業し、「韓国版ホーキング」と呼ばれるようになりました。
シン・ヒョンジンさんは延世大学の「ソフトウエア応用研究所」で働くことが決まり、10日、研究所の教授、職員、友だち、家族ら70人が拍手を送る中、母親が押す車椅子に乗って初出勤をしました。
シン・ヒョンジンさんは、「IT技術の発展によって私の人生が変わりました。今後、スマートフォンを通じて、体の不自由な人々が世の中とのコミュニケーションをうまくできるように研究していきたいです」と抱負を語りました。
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