韓国の軍当局は、北韓のホバークラフト型の空気浮上艇による奇襲侵入に備えて、北方限界線付近の白翎(ベクリョン)島に大型攻撃ヘリコプターを配備する案を検討していることが明らかになりました。
軍の消息筋は12日、「白翎島に建設中のヘリ格納庫は、大型攻撃ヘリコプターを収容できる規模だ」としたうえで、来年秋に海外から導入する大型攻撃ヘリコプターを長期的に配備する案を考慮していると述べました。
その背景として、この軍消息筋は、
「北韓が白翎島から近い北韓側の黄海道・古岩 (コアム)浦に空気浮上艇およそ60隻を配備できる海軍基地を建設した。当初の予想より規模が大きく韓国への奇襲脅威が高まっている」としています。
韓国軍は、来年10月ごろに大型攻撃ヘリコプター36機を導入する計画で、このうちの一部を白翎島に配備するものとみられています。白翎島に建設中のヘリ格納庫は、年内に完成する予定です。