出産を前後した女性の間で原因不明のウィルスによる肺炎患者が続出し、保健福祉部は、「急性重症肺疾患」と暫定結論を出しましたが、こうした中で、今度は、一家3人が集団で急性重症肺疾患にかかったことが初めて公式確認されました。
保健福祉部の疾病管理本部が12日、明らかにしたところによりますと、ソウルに住む32歳の母親と、6歳と1歳の娘の、合わせて3人が、2か月ほど前から呼吸困難となり、その後、肺の組織が硬くなって機能しなくなる肺の繊維化が進み、このうち母親と6歳の娘は昏睡状態に陥ったということです。
疾病管理本部は、この一家3人は未確認急性重症肺疾患だとして、家族間の集団発病を初めて公式に認めましたが、伝染による発病ではないとしてウィルス伝染の可能性を否定しました。
しかしこれについて民放SBSは、家族間の集団発病は、今回のケースを含めSBSが単独取材で確認しただけでもすでに3件にのぼっているとして、保健当局の積極的な対応を求めています。
一方、急性肺疾患で死亡した出産前後の女性は今年に入って10日までに合わせて3人に増えました。