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サイエンス

超急速の冷凍・解凍技術で済州島牛のクローン誕生

Write: 2011-06-14 15:02:00Update: 2011-06-14 15:02:00

韓国の研究陣が超急速の冷解凍技術を用いて、絶滅の危機に瀕している済州島の黒牛のクローンを誕生させるのに成功しました。
この技術は済州(チェジュ)大学・ES細胞研究センターのパク・セピル教授と未来生命工学研究所が共同で行ったものです。
研究陣は、絶滅の危機に瀕している済州島のメスの黒牛の耳から3年前に取り出した体細胞を利用して受精卵を作り、15分という短い時間で氷点下196度に冷凍させて保管していたものを、今回、わずか1分で解凍させて他のメスの牛の子宮に移植し、去年10月に子牛を誕生させました。
この子牛は済州島のメスの黒牛と遺伝子が一致していることが確認されたということです。
パク・セピル教授チームは従来の技術で2009年に済州島のオスの黒牛のクローンを誕生させて以来、これまで黒牛のクローンを3頭誕生させています。
研究チームは今回の技術を活用すれば、済州島の黒牛のように絶滅の危機にある動物の大量生産ができ、今後は医薬品の素材開発に応用できるのではないかと期待しています。

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