北韓に近い延坪(ヨンピョン)島や白翎(ペクリョン)島など、韓半島北西部の海上の5つの島の防衛を担当する「西北島嶼防衛司令部」が、15日新たに設置されます。
15日午後3時には、京畿道(キョンギド)にある海兵隊司令部で、国防部の金寬鎭(キム・クァンジン)長官が主催する創設式が行われ、国会の国防委員会の元裕哲(ウォン・ユチョル)委員長、キム・ソンチャン海軍参謀総長、韓国駐留アメリカ軍のシャープ司令官などが出席します。
「西北島嶼防衛司令部」は、海兵隊司令部を母体とする作戦司令部で、情報・作戦の人員を補強するとともに、航空・海上の支援作戦を担当する火力担当部署が新設されます。
海兵6旅団と延坪部隊の作戦の指揮を担当しますが、陸海空軍の合同戦力の支援を受けて、北韓に近い韓半島北西部の海上にある5つの島など、北韓の挑発行為が多発している地域の防衛に当たることになります。
合同参謀本部は、「西北島嶼防衛司令部」の創設に先立って、この地域に戦車や新型の対砲レーダー「アーサー(ARTHUR)」など、8つの戦力を配置しましたが、今後、格納庫などを設けて、9月中に攻撃用ヘリコプターを配置する予定だということです。