先週17日、西海の海の軍事境界線近くの島で海兵隊の兵士が韓国の旅客機を北韓の空軍機と誤って認識して射撃したことと関連して、中国政府が中国旅客機の安全の保証を韓国に求めてきました。
中国外交部の洪磊報道官は、21日の定例記者会見で、「韓国の海兵隊の兵士が韓国の旅客機を北韓の空軍機と誤って認識して射撃した問題と関連し、中国は、外交ルートを通じて韓国側に関心を伝えている。韓国政府には、韓国の領空を通過する中国の旅客機と乗客の安全を保証してもらいたい」と述べました。
洪磊報道官のこの発言は、今回の間違った射撃があった周辺を通って中国と仁川(インチョン)国際空港とを結ぶ航空便の数が毎週600便あまりに上っており、そのうち中国の国籍機が半分を占めていることがその背景にあるとみられています。
今回の問題について中国政府が公式な立場を示したのは今回が初めてです。
一方、中国メディアの環球時報は、これと関連し、去年の哨戒艦沈没や延坪(ヨンピョン)島砲撃事件の影響で、韓国軍が過度な警戒態勢に入っていると指摘しました。