家族からの虐待をうけているお年寄りが年々増えていることがわかりました。
去年一年間にソウル市の老人保護専門機関に届け出のあったお年寄り虐待の件数は427件で、おととし2009年の343件に比べて24%、2008年と比べると50.4%増えました。
加害者の9割以上が息子や配偶者など自分の家族で、中でも息子が53.7%と半数以上を占めました。
息子の次は、娘17.3%、配偶者13.7%、嫁10.3%の順でした。
また虐待を受ける側は女性が69.3%と男性の2倍にのぼっており、年齢別には、70代が41%で最も多く、80代34%、60代17%、90代8%の順でした。
老人保護専門機関は、70代に入ると経済的余裕がない上、配偶者に先立たれるケースが多く、この年代のお年寄りに対する虐待が目立つ実態が浮きぼりになったとしています。