ソウル西の江華島にある海兵隊第2師団の歩哨所で兵士が小銃を乱射した事件で、軍の合同捜査本部は該当部隊の幹部2人の身柄を拘束する方針です。
合同捜査本部の関係者によりますと、拘束の対象となっている幹部2人は歩哨所の責任者と事件当日の当直下士官で、責任者は部隊員の管理を怠ったことが、当直下士官は銃器や弾薬などの管理を怠ったことが確認され、拘束する方針だということです。
一方、合同捜査本部は7日、犯行を手助けした疑いで6日に緊急逮捕した二等兵1人の身柄を拘束して調べを進めています。
この二等兵は、事件を起こした上等兵が銃器や弾薬を密かに持ち出す際に手助けしたとされています。
これに先立って、金寛鎮(キム・グァンジン)国防長官は、事件の責任の所在を明白に追及し、管理を怠ったことが認められる場合、階級に関係なく、部隊長クラスまで責任を問うとしていました。
一方、この事件とは別に、同じく海兵隊第2師団の兵士が3日、自殺し、軍当局は暴力やいじめなどとの関係について調査を進めていることが分かりました。
海兵隊第1、第2師団では、過去2年間に暴力などによる怪我で病院で治療受けた兵士が900人を上回るという主張も出ています。