海兵隊で集団いじめにあった兵士が銃を乱射した事件があったにもかかわらず、海兵隊の志願者数は減らず、依然として前の年を上回っています。
兵務庁が9日まとめたところによりますと、今年9月に入隊する海兵隊兵士948人の募集に対して、これまでにおよそ2200人が志願し、2.3倍の競争率になっています。
志願は来週11日まで受け付けることから、予想される最終競争率は2.5倍程度になることが見込まれ、去年7月の競争率の2.04倍を上回ることになると、兵務庁ではみています。
これについて兵務庁の関係者は「海兵隊での銃乱射事件で海兵隊に対する批判が起きているが、これまでの志願者の中で取り消しを求めたのは1人だけだった。この事件は若者の海兵隊志願意欲の低下につながっていないようだ」と話しています。