アメリカのオバマ政権の中で、北韓への新たな人道支援を承認するかどうかで意見が分かれていることが、アメリカ連邦議会図書館の議会調査局がこのほどまとめた報告書で明らかにされました。
それによりますと、「オバマ政権で北韓への食糧支援を再開するかどうかをめぐって、依然として論議が続いている。また北韓に強硬な姿勢をとっている韓国政府が食糧支援を外交問題と連携させている点もアメリカが食糧支援に踏み出せない要因となっている」としています。
報告書ではまた「食糧支援に批判的な当局者は、2008年と2009年に送った食糧が北韓のエリート層に転用されたことに強い憂慮の念を示しており、アメリカ連邦議会の一部の議員も食糧支援は北韓政権を延命させることになるとして強く反対している」と強調しています。
また「北韓は今年上半期に周辺諸国から新たな経済支援と食糧支援を引き出そうとしており、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が去年5月以降、3度も中国を訪問したのは、中国からさらに多くの経済支援を得ようとしている証拠だ」と指摘しています。