ソウル西の江華島にある海兵隊第2師団の歩哨所で集団いじめにあった兵士が銃を乱射し4人が死亡した事件と前後して、同じ部隊の二等兵1人を含む海兵隊の兵士2人が相次いで自殺し、軍は合同調査団を設けて真相究明に着手しました。
合同調査団によりますと、乱射事件が起きた海兵隊第2師団所属の二等兵が、今月3日、外泊先の京畿道(キョンギド)安城市で自殺したのに続いて、10日夜には、浦項市にある海兵隊第1師団の一等兵が部隊内の浴槽で遺体で見つかったということです。二人はいずれも両親宛に遺書を残していたということです。
こうしたことを受けて軍は直ちに合同調査団を設け、兵士2人の自殺の原因の究明を急ぐとともに、部隊内で殴打や集団いじめなどがあったかどうかについて徹底的に調べることにしています。
一方、海軍中央捜査団の調査の結果、乱射事件が起きた江華島の海兵隊第2師団では、暴力や集団いじめなど兵士らによる過酷な行為が確認され、軍はいじめに関わった兵士2-3人について暴力の疑いで逮捕状を請求することにしました。