インド南部東海岸のチェンナイ、以前のマドラスの港に停泊している韓国の貨物船に、韓国人船員7人が抑留されていることが分かりました。
この貨物船は韓国の海運会社、新韓キャピタルの貨物船、OSMアレナ号(4万5000トン)で、韓国人7人とミャンマー人7人の、合わせて14人の船員が乗っています。
OSMアレナ号は、去年2月にチェンナイ港で積荷を降ろして出港する予定でしたが、インドの地方裁判所の出港停止命令によって、すでに1年5か月間にわたって船員らが船内に事実上抑留されています。
こうした事実は韓国人船員の1人がインターネットのポータルサイトの掲示板に公開して明るみに出ました。
OSMアレナ号が出港できなくなったのは、積荷の所有者である荷主が積荷の内容に問題があるとして韓国の新韓キャピタルを告訴し、インドの地方裁判所が出港停止命令を出したためです。
韓国の新韓キャピタルはこうした事実を外交通商部に知らせて助けを求めましたが、インドの民事裁判にかかわる問題だけに、外交通商部も問題解決のために頭を悩ませています。