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サイエンス

バクテリアで放射性物資を除去 韓国の研究グループが発見

Write: 2011-07-18 15:13:39Update: 2011-07-18 15:32:59

水に溶けた放射性物質を固体化させるバクテリアの機能が韓国の研究グループによって発見されました。
教育科学技術部と光州科学技術院のホ・ホギル教授の研究グループは18日、シュワネラ菌というバクテリアが、一定の環境を整えると、水に溶けた「ウラニウム6価イオン」を太さ10億分の1メートル程度の細い糸状の固体に変化させることを発見したと発表しました。
シュワネラ菌は土や水の中に一般的に存在するバクテリアですが、一定の環境を整えると、呼吸を通じて水に溶けたウラニウム6価イオンを水に溶けないウラニウム4価イオンに変化させるということです。
放射性物質のウラニウム6価イオンが溶け込んだ土や水にこのバクテリアを入れて、ウラニウム6価イオンを固体化させて沈殿させると、除去するのが容易になり、より純度の高いウラニウムを得ることにも利用できるということです。
こうした研究結果は、イギリスの王立化学学会が発行している「ケミカルコミュニケーション」の6月17日付に掲載されました。

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