ソウル市の39階建ての複合商業ビルの高層階で観測された揺れは、ビルの12階にあるフィットネス･センターで行われた縄跳びが原因だったという結論になるもようです。
これは今月5日、ソウル広津（クァンジン）区の複合商業ビルのテクノマートの高層階で、地震がなかったにもかかわらずビルが縦に揺れる騒ぎがあり、入居者に3日間の退去命令が出され、建物の安全診断が行われました。
建物の安全診断に参加した専門家は19日、「実験の結果、12階のフィットネス･センターで縄跳びをしたのが揺れの原因だという暫定結論が出された」と明らかにしました。
専門家によりますと、当時の揺れの周期は0.3秒から0.4秒ほどで、各階のクーラーや立体映像専用の映画館などの振動とはマッチしなかった。先週末、フィットネスセンターで集団で縄跳びをしたところ、今月5日と同じ揺れが高層階で感知されたということです。
この高層ビルは耐震設計で弾力性の優れた構造物になっており、このような揺れで建物が倒壊するような恐れは極めて低いと評価されるということです。