世界100カ国の高校生や中学生が1か国6人ずつ参加して行なわれた今年の国際数学オリンピアードで、北韓が7位、韓国が13位になりました。
第52回国際数学オリンピアードは、今月17日から23日にかけてオランダのアムステルダムで行なわれました。アメリカの自由アジア放送が23日、伝えたところによりますと、この数学オリンピアードで、北韓は金メダル3個、銀メダル3個を獲得し、中国、アメリカ、シンガポール、ロシア、タイ、トルコに次いで7位になりました。一方、韓国は金メダル2個、銀メダル3個で13位にとどまりました。
北韓は1990年から3年間、この大会に参加し、いったん中断したあと、2007から5年連続で参加しており、2007年は8位、2008年7位、2009年5位と順位を上げ、今年も7位と、10位圏内を維持しています。
一方、韓国は2005年以後、3位または4位でしたが、今回は北韓に遅れをとりました。
国際数学オリンピアードは、1959年にルーマニアで第1回大会が行われて以来、毎年、世界各国を回って開かれており、20歳未満で、大学教育を受けていない高校生や中学生6人までが国を代表して参加できる仕組みになっています。