北韓の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官が、今週末にアメリカを訪問し、北韓の核問題をめぐる6か国協議の再開について協議することになると、アメリカのクリントン国務長官が24日、明らかにしました。
金桂冠外務次官のアメリカ訪問が実現しますと、2009年12月に北韓の核問題などを担当するボズワース特別代表の平壌訪問以来、1年7か月ぶりに米朝対話が再開されることになります。
ARF=アセアン地域安保フォーラムに出席するためインドネシアのバリ島を訪れていたクリントン国務長官は、24日、バリ島で声明を発表し、22日に6か国協議の南北首席代表接触が行われた直後に、北韓の核問題交渉窓口の金桂冠外務次官を今週末にニューヨークに招待したことを明らかにしました。
金桂冠外務次官の訪問日程については明らかにされていませんが、複数の北韓消息筋によりますと、28日頃ニューヨークに到着するものとみられるということです。
クリントン長官は、「金桂冠外務次官は、ニューヨークでアメリカ政府高官と相次いで会談し、6か国協議再開に向けた手順などについて協議することになる」としていますが、一方で、「北韓が対話の席に戻ったというだけで新たな見返りを与えることはない」と強調し、北韓がウラン濃縮計画を含むあらゆる核開発を放棄し、非核化に向けた具体的な措置を取るかどうかを見極める探索的な協議にとどまる可能性をほのめかしました。
金桂冠外務次官はまたニューヨーク訪問中、アメリカの複数の政府高官と会って北韓の核問題や北韓に対する食糧支援について協議するものとみられています。