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社会

「枯葉剤埋めた」退役米軍人2人が韓国で証言

Write: 2011-07-25 16:44:10Update: 2011-07-25 16:44:10

「枯葉剤埋めた」退役米軍人2人が韓国で証言

ベトナム戦争でアメリカ軍が使った、環境に有害な枯葉剤の残りを、当時、韓国駐在アメリカ軍基地の中に埋めたとされる問題で、この事実をアメリカの地元メディアに暴露したアメリカ退役軍人2人が24日、ソウル入りし、25日、国会の環境労働委員会で証言しました。
2人の元アメリカ軍兵士の韓国入りは、韓国市民団体の招待によるもので、国会証言で2人は、枯葉剤の問題は「私や当時の同僚たち自身が証拠である。枯葉剤の真実をアメリカ政府がこれ以上、隠ぺいしてはならない」と述べました。
このうち韓国南部の慶尚北道(キョンサンブクド)にあるアメリカ軍基地「キャンプ・キャロル」に枯葉剤を大量に埋めたと証言したアメリカ在住の元兵士、スティーブ・ハウスさん(54)は、1978年の春から秋にかけて枯葉剤208リットルが入ったドラム缶を一度に30個から40個ずつ10回以上にわたって基地内に埋めたと証言しました。
ハウスさんは、当時、ドラム缶を埋めたとするキャンプ・キャロル基地内のヘリコプター離着陸場周辺からそれらしきものが見つからなかったとする韓米合同調査団の発表について、「この私と、当時、一緒に埋めた同僚たちが証拠だ」と反論しました。
またハウスさんとともに韓国を訪れた元アメリカ軍将校のフィル・スチュアートさん(63)は、中尉として勤務していた1968年から翌年にかけて南北軍事境界線をまたいで流れる河、臨津江(イム・ジンガン)に枯葉剤を大量に垂れ流したことを明らかにしました。
二人の元アメリカ軍兵士は、26日は臨津江下流の京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市にあるアメリカ軍基地を、27日には慶尚北道にあるキャンプ・キャロルを訪問する予定です。

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