政府は、韓国に亡命してきた脱北者2万人あまりの全員を対象にした初の生活実態調査に着手しました。
政府はこの調査を通じて、韓国で生活している脱北者の家族構成や経済水準、子どもの教育などを調べることにしており、来月末までに専門のスタッフが各家庭を訪問して調べています。
中でも脱北者の青少年が途中で学校を断念する割合が一般の青少年に比べて高いという指摘があることから、子どもたちの学校生活や教育環境などについて具体的に調べることにしています。
韓国に定着している脱北者は1999年に1000人、2007年には1万人、そして去年、2万人を超えました。
このうち小中高校に通っている子どもは、去年4月の時点で1570人あまりです。