アメリカと北韓との対話が進められている中、アメリカのマレン統合参謀本部議長は、北韓が再び挑発してくるという考えを示しました。
マレン統合参謀本部議長は韓国時間で26日、ワシントンで講演を行い、この中で「北韓政権は再び挑発してくると思う。このため韓国の指導者たちはその対応をめぐって再び厳しい決定を迫られるだろう」と述べました。
また「韓国はこれまですばらしい自制力を見せてきた。しかし北韓が韓国の自制力を意志や対応能力が足りないと誤解するようなことがあれば、重大なミスを犯すことになるだろう」と警告しました。
一方、北京を訪問しているアメリカのクリントン国務長官は25日、中国の外交政策を統括する戴秉国国務委員と会談し、「北韓が軍事挑発を断念するよう圧力をかける必要がある」と述べ、中国側も共感を示したとアメリカ政府の当局者が伝えました。
クリントン国務長官はまた、今週末にも予定されているニューヨークでの米朝協議は、単純な対話再開ではなく、北韓の非核化に向けた実質的な進展を求める意向が含まれていることを北韓に伝えるよう中国に要請しました。