ソウルをはじめ中部地方に記録的な大雨が降り、被害が広がっているなか、ネットユーザーが各地域の被害状況を地図情報と一緒にまとめたいわゆる「大雨被害地図」が話題となっています。
多数のネットユーザーによるこの地図は、グーグル社の提供する無料地図サービス「グーグルマップ」を利用したもので、ソウルを含む中部地方の被害状況の写真が地図の上に表示されています。
「大雨被害地図」はツイッターやブログを通じて早いスピードで広がっており、ネットユーザーによって情報が持続的に更新されています。
また、ソーシャル・ネットワーク・サービスを活用した情報の共有も目立っています。
ツイッターなどでは、被害現場を直接目撃したユーザーが交通状況や被害地域に関する情報を写真を交えてリアルタイムで掲載しており、通行止めになった道路や運行中止になった地下鉄駅、代わりに利用できる道路や駅などの情報を提供しています。
ネットユーザーによって発信されているこうした情報は、公共のメディアより一足早く、大雨被害で困っている市民に情報を提供する有効な情報窓口としての役割を果たしています。