韓国の大学生で消費者金融からお金を借りている人はおよそ5万人で、金額は合わせて800億ウォンに上ることがわかりました。
金融監督院は4日、消費者金融40か所の大学生向け貸付の実態を調査した結果、6月末現在で大学生4万7900人あまりの貸付残高は794億6000万ウォンとなったと明らかにしました。
これは去年6月末に比べて人数は57％、金額は40％増えたものです。
一部重複した貸付を除いても大学生1人当り160～170万ウォンを消費者金融から借りていることになります。
このうち元利金を期限まで返済できず滞納された貸付金は118億1000万ウォンで、1年前より77％増えました。
金融監督院は、大学生向け貸付の規模が急増し、延滞率が上昇していることから、消費者金融業界に指導公文を送り、貸付を控えるように求めました。
韓国の大学授業料はOECD＝経済協力開発機構加盟30か国のうち3番目の高さです。