韓国で初めての人工衛星を搭載したロケット「羅老(ナロ)号」の3回目の打ち上げが来年の8~9月以降に持ち越される見通しです。
ナロ号打ち上げプロジェクトのロシア側契約当事者であるフルニチェフ宇宙科学センターのネステロフ所長は4日、現地メディアとのインタビューで、「ナロ号の打ち上げは特定の問題が解決すれば来年の8~9月に行う計画だ」と語りました。
ネステロフ所長は「特定の問題」については具体的に言及しませんでしたが、フルニチェフ宇宙科学センターの関係者は、現在、韓国とロシアが共同で進めている2回目の打ち上げの失敗原因の調査結果をさすものだと説明しました。
ナロ号は1回目の打ち上げが失敗し、去年6月10日の再打ち上げも失敗しており、韓国とロシアの専門家が共同で失敗原因の調査を進めていますが、まだ明確な結論は出ていません。
失敗の原因がロシア側にあれば、3回目の打ち上げの費用はロシア側が負担することになります