8月6日は、66年目の「広島・原爆の日」です。
当時広島にいて被爆した多くの韓国人犠牲者たちの故郷の慶尚南道・陜川(ハプチョン)郡でも、追悼祭が行われています。
韓国ではこの20年あまり、日本の宗教団体の支援で、小規模な追悼祭が開かれてきましたが、今年は、韓国人遺族や関連の被害者団体が合同で5日から3日間実施し、当時の写真の展示や関連の映画の上映などが行われることになっています。
一方、広島では韓国人原爆犠牲者の慰霊祭が5日、広島市の平和記念公園内の慰霊碑前で営まれました。
遺族ら230人あまりが参列する中、今年3月に着任した被爆2世の辛亨根(シン・ヒョングン)広島在住韓国総領事は、
「韓国人原爆被害者に対する原爆症認定手続きの簡素化など、実質的な補償拡大を願う」と述べました。