北韓が、今年4月、韓米合同軍事演習に対抗するため中国に合同軍事演習の実施を打診したものの、中国側は「韓米を刺激する」としてこれを拒否したことが明らかになったと、共同通信が複数の消息筋を引用して7日、報道しました。
それによりますと、北韓は、軍事条約の性格が強い中朝友好相互援助条約の締結から50年になる今年7月に中国との合同軍事演習、特に海軍の合同演習を実施することで中国との軍事的な結び付きを対外的にアピールし、金正日国防委員長の後継者に決まった朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長の正恩氏の業績づくりに役立てようとした模様だということです。
しかし中国は、中朝合同軍事演習が韓国とアメリカを不必要に刺激する恐れがあるとしてこれを拒否し、その代わり、今年4月に、中朝友好相互援助条約の締結50年を記念して、中国の北海艦隊の練習艦隊を北韓の元山港に派遣しました。中国の艦隊が北韓の港に寄港したのは条約締結後初めてです。
中国は、現在、ロシアなど上海協力機構加盟国や、フランスなどと対テロ演習を実施していますが、韓国戦争当時、義勇軍を派遣した北韓とは合同軍事演習を行っていません。