韓国の20代の若者の価値観を代表するキーワードは、「開放的な家族観」、「共同体」、「生き残り」という調査結果が出ました。
これはLG経済研究院が10代から50代の1400人を対象に、価値観とライフスタイルについて調査分析した結果分かったものです。
それによりますと、「子どもは必要か」という問いに対して、「必要」と答えたのは、50代が75%に対して、20代は半数にも満たない41%だけでした。
また20代は、「共働きの場合、夫婦が所得を別々に管理する」、「男性が育児と家事をし、女性が職場に出て生活費を得る」、「必要なら妻の実家で同居する」など、従来の伝統的な家族観や役割分担、格式などにとらわれず、実利を優先する開放的な傾向がほかの世代より強いことがわかりました。
一方、社会を共同体としてとらえ、その価値を実現しようとする傾向も強く、「関心の持てる社会的イシュの集会に参加する」と答えた人が39%、「臓器寄贈をする」74%など、ほかの年齢層より割合が多いことがわかりました。
さらに熾烈な競争時代を反映し、生き残るために、「大学教育は学問より就職準備が優先」、「特定分野で専門家になることが重要」、「仕事は過程より結果が大事」と考えている20代が多いことがわかりました。