今年の夏は平年より雨がたくさん降り、気温は低かったことがわかりました。
6月から今月、8月12日までの降水量を見ますと、全国47ヶ所の平均は957.7ミリに達しました。
これは1981年から2010年までの平均降水量549.3ミリを大きく上回り、1981年以降、最も多い降水量です。
降水量が多かったのは、北太平洋高気圧が平年より発達して韓半島の近くまで拡がった結果、梅雨前線が韓半島に停滞し、さらに台風5号と9号の二つの台風が韓半島に影響を及ぼしたためです。
気象庁は、9月上旬まで韓半島上空の大気が不安定な状況が続き、雨が降りやすい状態が続くだろうとしています。
一方、雨がたくさん降ったため、気温は大きく上がりませんでした。
この夏に猛暑と関連した特報が出されたのは、ソウルの場合は4日に過ぎませんでした。
全国的には4.7日で、過去20年間の平均7.2日を大きく下回りました。
猛暑注意報は気温が33度以上、猛暑警報は気温が35度以上の場合に出されます。
気象庁は、北太平洋高気圧の勢力が徐々に弱まっており、韓半島北西から涼しい空気が流れ込んでいるので、この夏、これからは猛暑はほとんどないだろうとしています。