アメリカ国務省は18日に発表したテロに関する年次報告書で北韓に関する記述を初めて削除しました。
北韓は、2008年までキューバ、イラン、スーダン、シリアとともに国際テロ組織を支援する国として分類されていましたが、2008年10月にブッシュ政権によって、テロ支援国指定を解除され、2009年と2010年は、「テロに対する協力が不十分な国」に分類されていました。その後も、おととし5月に北韓が行った2回目の核実験と、去年3月の哨戒艦沈没事件を受けて、テロ支援国への再指定を求める声がアメリカの共和党内で高まっていました。
それにも関わらず、アメリカは今回初めてテロ報告書で北韓に関する記述を完全に削除しました。
またアメリカ政府は18日、大雨による洪水で深刻な被害が出ているとされる北韓に対して、およそ90万ドルの緊急支援を行う方針を発表しています。
一方、北韓外務省の報道官は19日、朝鮮中央通信に対して、「人道主義的な見地からアメリカの要請に応じ、韓国戦争で戦死したアメリカ軍兵士の北韓での遺骨発掘作業に向けた会談の開催を受け入れることにした」と述べました。こうした流れについて、韓国では、7月下旬にニューヨークで行われた米朝直接協議後、米朝関係が改善している証しではないかという見方が広がっています。