1980年代にエイズ(後天性免疫不全症候群)に感染した韓国で初めてのエイズ患者が現在も生存していることが分かりました。
保健福祉部の疾病管理本部が21日、発表したところによりますと、韓国で初めてエイズ感染が確認されたのは今から26年前の1985年で、当時、29歳の男性が、韓国で献血を行う際の検査で、海外旅行中にエイズに感染したことが確認されました。
この男性は、その後26年間、薬を服用しながら現在も普通の生活を続けているということです。
エイズ感染が確認された韓国人は、25年間に延べ7656人にのぼっていますが、このうち82%の6292人については生存が確認されています。
医療専門家は、「エイズ患者も薬を服用し健康管理をすれば、期待寿命を全うするのは問題ない」としています。