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サイエンス

ブラックホールが星を吸い込む瞬間を初観測

Write: 2011-08-25 14:20:02Update: 2011-08-25 14:20:02

ブラックホールが星を吸い込む瞬間を初観測

巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間が初めて観測されました。
ソウル大学のイム・ミョンシン教授など、韓国や日本の研究陣とNASA=アメリカ航空宇宙局などからなる国際共同研究チームは、銀河の中心で、巨大なブラックホールが太陽ほどの大きさの星を吸い込む瞬間を観測することに成功しました。
研究チームは今年3月、地球から39億光年離れた銀河の中心で非常に強いエックス線が放射されたのを国際宇宙ステーションの観測装置が捉え、そのデータを解析したところ、星がブラックホールに吸い込まれる瞬間を捉えたものであることが確認されたということです。
それによりますと、星は一瞬で粉々になって巨大ブラックホールに吸い込まれ、その際にブラックホールの周囲に渦ができ、星を形成していたガスが光の速さで噴き出したということです。
巨大なブラックホールに恒星が吸い込まれる様子を捉えたのは世界で初めてで、これまで理論的な予測にとどまっていた現象を実際に観測したことで、ブラックホールの存在を示す新しい証拠を提示したと評価されています。
今回の研究結果は25日付けの世界的な学術誌「ネイチャー」に発表されました。

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