韓国で初めて実施された周波数の割り当てをめぐる競争入札で、第4世代移動通信であるロングタームエボリューション(LTE)サービスが可能な「黄金の周波数」と呼ばれる1.8ギガヘルツの周波数は、業界1位のSKテレコムが落札しました。
1.8ギガヘルツの周波数帯をめぐっては、SKテレコムとKTがし烈な競争を繰り広げましたが、韓国放送通信委員会が29日に実施した競り上げ方式の競争入札ではKTが入札放棄を表明したことから、先週26日の入札価格9950億ウォンでSKテレコムが落札することになりました。
これで8月17日に4,455億ウォンから始まった今回の1.8ギガヘルツの周波数オークションは、83回にもおよぶ競り合いの結果、およそ2倍に跳ね上がったことになります。1.8ギガヘルツや2.1ギガヘルツは、Tモバイル、ボーダフォンなどアメリカとヨーロッパの多くの通信企業がこれを第4世代移動通信用に使用しており、今後、自動ローミングなどに有利とされています。
結局、韓国で初めて実施された周波数の競争入札の結果、オークションにかけられた3つの周波数帯のうち、2.1ギガヘルツ帯は単独で申し込んだLGユープラスがすでに落札し、1.8ギガヘルツはSKテレコムが、残りの800メガヘルツはKTが使うことになりました。