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社会

加湿器殺菌剤の成分を調査 急性肺疾患の原因か

Write: 2011-09-03 15:23:20Update: 2011-09-03 15:23:20

加湿器殺菌剤の成分を調査 急性肺疾患の原因か

原因不明のウィルスによる「急性重症肺疾患」が、今年の春、主に出産前後の女性の間で多発し、5人が死亡した問題で、保健当局は、調査の結果、加湿器に入れる殺菌剤によって肺が損傷した可能性が高いとみており、現在、殺菌剤のどの成分が致命的だったのかについて究明中です。
保健福祉部の疾病管理部は、先月31日、2004年から2011年までの急性重症肺疾患患者18人を対象に疫学調査を行った結果、加湿器の殺菌剤を使った場合、肺の損傷度が47.3倍も高かったという調査結果を発表しました。
保健当局によりますと、「この原因不明の肺の疾患を起こした患者たちは平均3年間から4年間、毎年4か月ずつ、加湿器に殺菌剤を入れて使っており、水を換えるたびに、1か月平均300ミリリットル一瓶の殺菌剤を使っていたことが分かった」ということです。
この加湿器殺菌剤の主な成分は皮膚に当たっても特に問題を起こしませんが、呼吸器を通じて肺に入って問題を起こしており、発病時期は加湿器を主に使う冬の時期から3~4か月後だったということです。
このため保健当局は、国民に対し、加湿器殺菌剤の使用を自制するよう呼びかけるとともに、メーカーには製品の販売中止を求めています。
保健当局は、具体的にどの成分が問題を起こしたかなど、年末までに、詳しい調査を進めることにしており、殺菌剤の危険性が明らかになれば、来年上半期にも、医薬外品に分類指定し、政府が安全性を確認することにしています。

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