検察は、ソウル市の教育行政のトップである現職の教育監が、先の選挙で、競合する候補との間で候補一本化を果たし、その見返りとして金品を渡すことを約束していたかどうかについて捜査するため、郭魯炫(クァク・ノヒョン)ソウル市教育監を5日、検察に呼んで取調べを行っています。
この問題は、去年6月に行われた統一地方選挙の際、ソウル市教育監に立候補した野党側の複数の候補が一本化され当選を果たしましたが、それから8か月後になって、その時当選した郭魯炫(クァク・ノヒョン)ソウル市教育監が、最終段階で候補から退いたソウル教育大学の朴明基(パク・ミョンギ)教授に対して2億ウォンを渡したことが明らかになり、このカネが選挙法違反に当たる候補辞退の見返りだったかどうかが争点となっています。
検察は、公職選挙法の候補買収罪の時効となる ことし10月末までに事件の解明を急ぐことにしています。