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社会

大邱世界陸上 赤字規模は2000億ウォン以上

Write: 2011-09-06 12:27:47Update: 2011-09-06 12:27:47

大邱世界陸上 赤字規模は2000億ウォン以上

韓国南部の都市・大邱(テグ)で開かれた世界陸上競技選手権大会で、大邱市の赤字規模は2000億ウォンに達しました。今後、世界的なスポーツイベントの開催を準備している地方自治体でも大幅な赤字が心配されています。
大邱市によりますと、今回の世界陸上の運営費と施設費は2466億ウォンで、道路整備など中央政府からの支援をあわせますと3084億ウォンを支出したのに対して、入場券の販売や選手村の賃貸料などによる収入は合わせて924億ウォンに止まり、差し引き2160億ウォンの赤字となりました。
また去年、韓国で初めて開かれたF1グランプリでは2000億ウォンの赤字になったと監査院は指摘しています。
韓国では2年後の2013年には忠清北道(チュンチョンブクド)忠州(チュンジュ)市で漕艇の世界選手権が行われ1400億ウォンを投資する予定で、2014年には仁川(インチョン)市でアジア大会が開かれおよそ2兆ウォン、さらに2015年には光州(クァンジュ)でユニバシアード大会が開かれ1兆ウォンほどの支出が見込まれています。
このため政府は今月2日の会議で、自治体の赤字運営を最小限に抑えるため、ワールドカップ競技場の活用度を高める計画を自治体に提出してもらい、その運用実績を自治体の評価に反映する方針を決めました。
地方自治体のスポーツイベントの誘致について、専門家の間から地方自治体の広報などのメリットはあるものの、事業の妥当性を深く考慮せず誘致してしまうと、財政を圧迫し、数年内に破産に陥る自治体が出てくる恐れもあるという指摘が出されています。

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