韓国とアメリカは、高高度から撮影可能なアメリカ製の無人偵察機「グローバルホーク」を南北非武装地帯付近の上空に配備する計画を進めていると、アメリカの軍事専門誌「スターズ・アンド・ストライプス」が15日、明らかにしました。
それによりますと、アメリカ空軍の関係者は、「グローバルホークの韓半島への飛行が迫っており、複数の国々とグローバルホークの上空通過について協議している」と述べたということです。
グローバルホークは行動半径が3000キロと長いことから、南北非武装地帯付近の上空に配備されれば、北韓と中国の国境を流れる鴨緑江(アムノックカン)までの広い範囲を監視できるものとみられます。
これに関連してイギリスの軍事専門誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー」は12日、アメリカが韓国への売却を計画している無人偵察機グローバルホークは全部で4機で、2015年に2機、16年に2機を韓国側に引き渡す計画を進めていると報じました。
グローバルホークはアメリカ国防産業大手のノースロップ・グラマン製で、韓国政府は、今年3月に発表した国防改革計画で導入する計画を表明しています。