韓半島全域を監視できる空中早期警報管制機、「ピースアイ」の1号機が21日、実戦配備されました。
韓国軍が2006年に2兆ウォンを投入して購入した空中早期警報管制機の1号機が、運用試験飛行や最終検査などを経て、21日、韓国軍に引き渡されました。
「ピースアイ」はボーイング737の航空機に多機能レーダーを搭載し、長時間飛行しながら韓半島全域で敵の航空機やミサイル、海上の艦艇の監視・追跡ができる統制機で、地上レーダーでは探知できない北韓のAN2など低高度航空機も監視することができます。
さらに、360度を同時に探知できるため、韓半島全域の空中と海上の1000以上のターゲットを同時に補足することができます。
探知距離は370キロで、後方の観測幅を狭くすると、前方の探知距離は500キロまで伸び、韓半島全体を監視することができます。
韓国軍は、ピースアイ1機当たり8時間連続で監視できるため、現在製作中の2~4号機がすべて実践配備される2013年には、24時間の完璧な空中監視システムができあがると説明しています。