貯蓄銀行の違法貸し出しなどを捜査している政府の合同捜査団は23日、金融当局によって営業停止処分を受けた貯蓄銀行7行や経営陣の自宅などおよそ20か所を家宅捜索しました。
合同捜査団は100人あまりの捜査陣を送り込み、貯蓄銀行や銀行の役員、大株主の自宅などから関連書類やパソコンなどを押収し、今後、これらの資料で違法な貸し出しなどが見つかった場合、経営陣など関係者を召喚する方針で、すでに一部の経営陣には出国禁止措置がとられています。
ところで、経営悪化で6か月間の営業停止処分を受けた第一2相互貯蓄銀行のチョン・グヘン頭取が、家宅捜索が行われている本店でこの日、飛び降り自殺しました。
合同捜査団はまたこの日、釜山貯蓄銀行から1億ウォンあまりの金品を受け取ったとされる大統領府・青瓦台の金斗宇(キム・ドゥウ)前広報担当首席秘書官の逮捕状を請求し、来週27日に逮捕されるかどうか決まる見通しです。