中国の国慶節連休で韓国を訪れる中国人観光客が7万人にのぼり、それによる観光収入がおよそ1億ドルにのぼる見通しです。
韓国観光公社は10月1日から7日までの中国の国慶節連休をはさんだ、
9月30日から10月7日までの期間中に、ソウルの主なホテルの客室予約率は95%に達し、中国各地から韓国に向かう航空便はキャンセル待ちを含めて120%に達しているとしており、30日だけで仁川国際空港に着いた中国からの航空機は70便にのぼりました。
このため韓国観光公社のイ・チャム社長が1日、ソウルの王宮の景福宮(キョンボクグン)で韓国の伝統服姿で中国人団体観光客の案内役を勤めたのをはじめ、韓国の免税店では中国人観光客を対象にした韓流スターによるコンサートを開き、デパートやテーマパークでは中国語ができるスタッフを増やすなど、中国人向けのサービスを強化しています。
仁川国際空港でも連休期間中に中国人に人気の高い公演やファッションショーを開いたり、中国人への無料のバスツアーを提供したりする計画です。
また済州(チェジュ)島には、この連休中に飛行機やクルーズ船でおよそ2万5500人の中国人観光客が訪れるものとみています。
韓国観光公社の関係者は「中国内陸部を対象に韓国ツアーの宣伝活動を強化しているので、今後2-3年で中国人観光客が日本人観光客を上回るはずだ」と話しています。