ソウル市の蚕室(チャムシル)野球場のグラウンドの土に、発がん性物質のアスベストが含まれていることが市の調査で明らかになりました。
ソウル市の保健環境研究院は、蚕室(チャムシル)、木洞(モクドン)、新月(シンウォル)、九宜(クイ)の野球場のグラウンドの土を採取し、調査した結果、蚕室と九宜野球場のグラウンドからアスベストの成分が検出されたと発表しました。
蚕室野球場の場合、ホームベース付近の土壌で0.25%のクリソタイル(白石綿)が検出され、3塁ベース付近と1塁ワーニング・トラックでも0.25%以下のクリソタイルが検出されました。
また、ソウル市の小中高校の秋季リーグ戦が行われている九宜野球場では、2塁ベース付近の土壌で0.1%未満のクリソタイルが検出されました。
新月野球場のグラウンドではアスベストが検出されませんでしたが、保管されていた土壌から0.1%未満のクリソタイルが検出されました。
ソウル市は、蚕室野球場について、プロ野球のペナントレースが終わる6日から韓国シリーズが始まる直前の22日までの間に、そして、九宜野球場は、小中高校の秋季リーグ戦が終わる来月の7日以降に、土壌の入れ替え作業を行うことにしました。