去年11月に北韓の砲撃を受けた延坪(ヨンピョン)島の人口が、砲撃を受ける前より9%近く増えていることがわかりました。
仁川(インチョン)市甕津郡(オンジングン)の発表によりますと、延坪島の人口は9月末現在1913人で、去年11月23日の延坪島砲撃事件当時の1762人より151人増えました。
人口が増えた理由については、兵力が増強配置されたことや、再建事業が進められていること、ワタリガニ釣りのシーズンであることがあげられています。
また、延坪島の住民に対しては船の運賃が4万ウォンから5000ウォンになることや、甕津郡が延坪島をはじめ、白翎(ペクリョン)島、大青(テチョン)島など西海の5つの島、西海5島の住民にことし2月から定住手当てを支援していること、高校生の入学金や海上運送費を支援していることなどもその背景になっています。
延坪面の副面長を務めるチャン・フンファさんは、「延坪島を離れて陸地に行っても生計を立てていけない。砲撃事件のことは忘れて、今は安定した生活を送っている」と話しています。