飲食店の経営者数万人が、政府に対してカード決済の手数料の引き下げを求めて今月18日に大規模な集会を開くとともに、この日一日営業しない方針を決めました。
韓国飲食業中央会は18日午前11時に、ソウル蚕室の総合運動場で、10万人が集まる決起集会を開き、政府に対して、▼平均2.7%にもなるカード決済の手数料をゴルフ場並の1.5%に引き下げることや▼外国人労働者の雇用許可人数を緩和することなどを要求することにしています。
集会には、飲食業中央会に加入している全国の飲食店経営者42万のうち、主に首都圏から10万人あまりが参加することになっており、18日は、ソウルなどの飲食店で店じまいするところが多くみられる見込みです。
カード決済手数料は、飲食業や美容室、薬局など中小の自営業者の場合、大型マートやデパート、ゴルフ場などの手数料1.5%のおよそ2倍にのぼっており、このところの景気の低迷や物価上昇などと合わせて中小の自営業者の間からは強い不満の声があがっています。
飲食業界が大規模な集会を開くのは、税制の改善を求めておよそ3万5000人が集会を開いた2004年以来、初めてです。