30年以上前、北韓の工作員によって新潟からら致された横田めぐみさんが7年前にはまだ生きていたらしいという脱北者の証言が韓国で明らかにされ、注目を集めています。
野党の自由先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)議員が9日、明らかにしたところによりますと、2007年に北韓を脱出して韓国へ渡ってきた46歳の脱北者の男性の証言として、77年11月に13歳で拉致された横田めぐみさんは2004年初めにはまだ生きており、北韓は、他人の遺骨をめぐみさんのものとして日本側に渡したということです。
この脱北者の男性は、韓国戦争で捕虜になった韓国軍兵士の息子で北朝鮮の秘密の話を聞くことができる立場にいたということで、2004年初めに平壌の大同(テドン)江沿いにある地下食堂で、北韓の朝鮮労働党中央本部で日本人のら致を担当していた工作員の息子で、本人も日本を担当している工作員から、このような話を聞かされたということです。
また、横田めぐみさん以外にも拉致された日本人女性が4人いるということです。
そして元韓国軍大尉や日本人女性が、2003年までは平壌の耀徳収容所の革命化区域に居住していて、いずれも北韓の工作員への教育を拒否していたという話です。