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社会

梨泰院殺人事件の容疑者 米で逮捕、韓国送還か

Write: 2011-10-11 11:50:35Update: 2011-10-11 11:50:35

梨泰院殺人事件の容疑者 米で逮捕、韓国送還か

14年前の1997年にソウル市龍山(ヨンサン)区梨泰院(イテウォン)の飲食店で起きた殺人事件の有力な容疑者が14年ぶりにアメリカで逮捕され、身柄を韓国に送るかどうかの裁判が行われています。
この事件は1997年4月3日、梨泰院にあるハンバーガー店のトイレで当時23歳の男子大学生が刃物で刺されて殺害されたもので、当日、ハンバーガー店にいた在米韓国人エドワード・リー(18)と、韓国駐留アメリカ軍兵士の息子のアーサー・パタソン(18)が殺人などの罪で起訴されました。
1審で、殺人の罪で起訴されたエドワード・リーは無期懲役を、パタソンは懲役1年6か月を言い渡されましたが、翌年4月、最高裁判所に当たる大法院でリーは証拠不十分で無罪となりました。
その後、検察はパタソンが真犯人とみて、再捜査に乗り出しましたが、服役中に特別恩赦で赦免されたパタソンは当局が出国禁止を延長する前にアメリカに出国し、行方が分からなくなっていました。
この事件は、韓米地位協定の改正を求める契機になり、「梨泰院殺人事件」という映画も製作されるなど、韓国社会で大きな反響を呼びました。
法務部は2009年にアメリカに対してパタソンの犯罪人引渡しを請求しており、これを受けてアメリカの司法当局はパタソンを4か月前に逮捕し、現在拘束中で、韓国に送還するかどうかを決める裁判が進められています。
殺人事件の時効は15年となっていますが、パタソンがアメリカに出国した時点から時効停止と判断するかどうかも議論があり、今後、真相究明につながるか、関心が高まっています。

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