全国の小中高校のグラウンドで発がん性物質のアスベストが検出されたとする市民団体の主張を受けて、政府が調査した結果、全国8つの小中高校のグラウンドが基準値を上回るアスベストに汚染されていることが確認され、対応を急ぐことになりました。
政府は市民団体からの問題提起を受けて、韓国環境公団など専門機関に分析を依頼した結果、全国の8つの小中高校のグラウンドで基準値の1%を上回るアスベストが検出されました。
この8校は鉱山から掘り出した土をグラウンドに使用したということで、現在、グラウンドにビニールをかぶせるなどの臨時の措置を取っています。
これについて教育科学技術部は11日に会議を開いて、アスベストが検出されたグラウンドの土を再び鉱山に戻す方法など、対応を急ぐことにしています。
問題を提起した市民団体・環境保健市民センターのチェ・イェヨン所長は、「これまでアスベストの含まれているグラウンドの土が飛ばされて、学校の教室なども汚染されている可能性があるので、調査対象を拡大すべきだ」と強調しました。