この春、4年制大学を卒業して就職した新人サラリーマンで、税引き前の月給が100万ウォン以下の人が13%もいることがわかりました。朝鮮日報が8月、4年制大学の今年の卒業生32万人あまりを対象に就職状況を調べたところ、大学院への進学や兵役などを除く28万人あまりのうち就職できた人は51%にあたる14万人あまりに過ぎませんでした。
そして就職しても月給が100万ウォン以下の人が13%もいました。また 100万ウォンから200万ウォン未満が48.9%と最も多く、こうした人はコンビニなどでのアルバイトや企業でのインターンシップ=体験勤務がほとんどでした。この金額は製造業の高校卒の社員や一部のタクシー運転手の収入を下回る水準です。
このような現象について、建国(コングク)大学の金元植(キム・ウォンシク)教授は、「社会人として第一歩を踏み出す大卒者たちが就職先を見つけられず、安月給にあえぎながら暗い人生を送るのは、個人の問題ではなく韓国社会の構造的な問題だ。今の現実では若い世代に夢を与えることができない」と話しています。