ニューヨークのウォール街で始まった経済格差に抗議するデモが韓国にも飛び火し、15日、ソウルの金融街、汝矣島(ヨイド)などで市民団体による集会とデモが行われました。
「投機資本監視センター」などの市民団体に所属する数百人は、15日午後、ソウル汝矣島の金融監督院やソウル駅周辺で同時に集会を開き、「韓国でも金融機関は短期間に高い収益を上げようと投機的な経営をし、被害者を生み出している」として、金融規制を強化するとともに金融犯罪に対する処罰の強化、被害者の補償を求めました。
15日夕方には、ソウル市庁前広場で400あまりの市民団体による大規模な集会が予定されていますが、警察はすでにほかの団体による行事が予定されているとして、この集会を許可せず、集会を開いた場合は違法行為として厳しく取り締まる姿勢を打ち出しており、衝突が避けられない見込みです。
15日はアメリカ、ヨーロッパ、カナダ、ブラジル、オーストラリアなど、世界400あまりの都市で同じような抗議デモが予定されています。