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サイエンス

世界初のクローンコヨーテに成功 黄禹錫教授

Write: 2011-10-17 15:14:22Update: 2011-10-17 17:00:20

世界初のクローンコヨーテに成功 黄禹錫教授

クローン動物を作る際に必要なES細胞の研究で研究成果をねつ造し、その倫理観を問われた黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授が、絶滅の危機に瀕しているコヨーテの複製に世界で初めて成功しました。
現在は、民間のスアム生命工学研究院で責任研究員をしている黄禹錫氏は、17日午前、京畿道(キョンギド)にある畜産衛生研究所の野生動物救助センターでコヨーテ8匹を金文洙(キム・ムンス)京畿道知事に寄贈しました。
これは、黄禹錫研究チームがクローン技術を用いて今年6月に1回目の複製に成功したコヨーテのメス3匹と、2回、3回目の複製で誕生したオス5匹の合わせて8匹です。
黄禹錫研究チームは、コヨーテの体細胞を犬の卵子に移植する体細胞の核移植法でコヨーテの複製に成功したもので、犬とコヨーテという異種の動物の間で体細胞核移植法によってクローンコヨーテの誕生に成功したのは世界で初めてです。
黄禹錫博士は、体細胞を利用したクローン研究の一人者でしたが、2005年に研究結果をねつ造して科学誌に掲載したことが表面化し、翌2006年には人間の体細胞を利用した研究の承認が取り消され、ソウル大学の教授職をはく奪された上に、研究結果のねつ造と卵子の不法取引、研究費の横領などで起訴され、おととし10月に懲役2年に執行猶予3年の有罪判決を言い渡されていました。

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