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サイエンス

ナロ号ロケット 3回目打ち上げ目指し始動

Write: 2011-10-21 10:35:08Update: 2011-10-21 10:35:08

ナロ号ロケット 3回目打ち上げ目指し始動

韓国初の人工衛星搭載ロケットとなる予定の「ナロ号(KSLV-1)」は、去年6月、2回目の打ち上げに失敗し、その原因究明が続いていましたが、結局、原因がわからないまま、3回目の打ち上げが本格的に進められる見通しとなりました。
ロシア連邦宇宙局と韓国の教育科学技術部が共同で設けた、韓国・ロシア共同調査団は、18日と19日の2日間、ソウルで2回目の会議を開きました。
その結果、今年7月の第1回会議で失敗の原因として挙げられた5つの可能性からは、はっきりした結論を出すことができないため、このうち可能性の高い4つの原因を補完することにして3回目の打ち上げを進めることを決めました。
具体的には、ロシア側が主張している上段の飛行終端システムを改善するとともに、韓国側が主張している1・2段分離システムと、1段目のシステムを徹底的に検査することになりました。
また、1・2段の間の相互作用を最小限に抑え、1・2段のシステムと部品を改善することになりました。
教育科学技術部は、これで調査団の活動を終え、近く韓国航空宇宙研究院とロシアのクルニチェフ社の専門家からなる韓国・ロシア共同調査委員会の5回目の会議を開いて、ナロ号の3回目の打ち上げに向けた具体的な改善措置を進める方針です。
そして3回目の打ち上げは、欠陥の補完など準備に必要な期間を考慮すると、来年の8-9月頃になる見通しです。

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